コラム

私が実施しているPlusOne研修における新入社員研修

PlusOne研修の一番のポイント・取り組みや強みは、研修の中で受講生の特性や性格を細かく見ている事です。これによって研修内の指導のクオリティが上がり、情報はクライアント企業様にフィードバックしているので研修後のOJT計画にもご活用いただけております。

私自身は、PlusOne研修のメイン講師を担当させていただいております。これまでは所属している企業で社内向けの講師として活動していました。元々、人に教えるのが好きなので講師業にはとてもやりがいを感じていまして、受講生を自分の会社の部下だと思って、「教える」のではなく「育てる」感覚で接しています。
自分の部下だと思えば、研修期間だけの講師と受講生という関係ではなく、研修後、受講生が現場で稼働する姿のことまで考えることができますので、未経験の受講生が分からないことに対して答えを教えるだけではなく、何が分からないのかを考えさせるようにしています。そうすることで、現場で起こりうる状況に対して対応できる応用力が付くようになり、受講生の成長にも繋がります。

講師は、メイン講師とサブ講師で二つの役割に分かれており、受講生に話す量が全く違います。資料の準備や受講生の理解度などの把握のための対応なども違いますが、メイン講師を担当していく中で、ものの伝え方、分かりやすく表現する力が向上したという実感があります。

PlusOne研修では、受講コンサルがあり、受講コンサルの前後では、目に見えて受講生の意識が変わります。わからないけど質問もできない、どうしたらいいか分からないという状態だった受講生が、コンサル後から積極的に講師を捕まえて質問するようになり、爆発的に伸びた事がありました。
現場で出てから即稼働ができるために必要な力を付けるグループ制作や計算機アプリ制作は、自分の手を動かして動くものを作ることによって、考える力、書く力は向上していきますし、何よりもコミュニケーションの精度を上げる効果が出ていると思います。グループ内での分担、時間の使い方、講師への質問、こういった能力は現場でも絶対に必要になりますので、よい予行演習になっています。
コンソールアプリ制作で、いっぱいいっぱいだった受講生が、最終的にはしっかりWebアプリを完成させていました。

PlusOne研修と他社の違いは、講師の質に違いがあると感じます。その違いとは、話す側(講師)と聞く側(受講生)の関係が一方的ではない点です。
PlusOne研修の受講生のほとんどの方は未学習者のため、研修を進める上でひとりひとりの受講生の理解度を確認・把握し、それそれの状況にあわせた説明やフォローをすることが講師に対して求められている重要なポイントとなっています。

受講生ひとりひとりの個性や適正は非常に細かい点まで見るため、自分からコミュニケーションを取り、把握に務めます。そうする事によって受講生の「分からない状態」に気付くことができます。講義が終わると、その日の振り返りをする際にテキストとは別に独自の補足資料を作成するなどの工夫もしています。このような取り組みの積み重ねにより指導のクオリティも上がりますし、一方的な講義とは異なる成果を得る事ができています。また、未経験からスタートする受講生が多いのでモチベーションを上げるような声掛けにも気をつけています。