コラム

【第27回】失敗したくない担当者必見 正しい研修会社の選び方

研修会社の選び方

こんにちは。企業研修の講師派遣・講師育成を行っている、エス・エー・エス株式会社です。

私たちのように、講師派遣や企業研修をおこなっている会社は少なくありません。そのため、研修・教育ご担当者のなかには「どの会社に頼めばいいのか分からない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで本コラムでは、研修会社を見定めるためのポイントをお教えしたいと思います。研修会社をお探し中、もしくはいくつかの会社で検討しているというご担当者様は、ぜひご参考にしてください。

カスタマイズ型の研修に対応できるのかどうか

企業研修には大きく2つの種別があります。1つは一般的に「オープン講座」と呼ばれる、どなたでも受講できる研修。そして、もう1つは企業に講師を派遣して完全にクローズドで行われるカスタマイズ型の研修です。

オープン講座では社員一人ひとりが関心のある研修プログラムを選択し(もしくは会社から指定され)、決められた日時に研修会場に行けば受講できます。さまざまな業種、職種の人たちが受講するため、普段は知り合えない他の企業の人と交流することで新たな発見に出会えることもありますが、研修内容は必然的に一般化されがちです。汎用性が高いぶん、受講生が自分ゴトとしてとらえるのは難しくなるでしょう。

カスタマイズ型研修の場合は、事前に研修会社が企業から実施したい研修内容などをヒアリングし、社員全員もしくは特定の部署に向けた研修を内部だけでおこないます。つまり、企業ごとに最適化された内容で研修を実施できるのです。企業ごとに異なる業務フローなどに沿って研修が進められるため、社員の理解度も高くなり、実務に活かしやすい傾向にあります。

組織全体として人材育成により注力していきたいということであれば、圧倒的にカスタマイズ型の研修が有効です。研修会社が企業に寄り添ったカスタマイズに対応できるかどうかは、大事なポイントになるでしょう。

カスタマイズ型の研修にも落とし穴が……?

しかし、ここで注意したいのが、研修のカスタマイズが“本当に”可能かどうかという点です。研修のカスタマイズとは、企業ごとに一から企画された唯一の研修を実施すること。たとえば、飲食店を経営する企業で「サービス力の低下が課題だからスタッフ全員に接客・接遇の研修を受けさせたい」というニーズがあった場合に、どこの企業でも使われている汎用的な接遇研修プログラムを実施するようでは、本当の意味でカスタマイズとは言えません。

クライアントによって強化したいスキルは同じでも、根本的な課題や背景、スタッフレベルは異なります。そこに踏み入ることをせず、「接客力を高めたいならコレ」「マナー研修ならコレ」と既存のプログラムを当てはめるだけの研修会社では、効果はほとんど期待できないと考えます。

また、研修の成果測定が含まれていない研修プログラムも要注意です。研修はただ実施するだけでは意味がありません。アンケートの実施や課題提出、テストなどをあらかじめプログラムに組み込み、次のステップに活かすことが重要なのです。さらに、研修実施における報告書の提出があれば、効果をより分析的に知ることができます。

「PlusOne研修」では、オープン講座は開催せず、クライアント企業様の人材育成ニーズに応じて完全オーダーメイドの研修のみをご提供しています。効果測定を含め、研修実施に関するレポーティングもおこないます。企業研修の講師派遣をご検討中のご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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