コラム

PlusOne研修で活躍中の講師に迫る!|三上七恵講師

三上講師

現在、どんな研修を担当していますか?

マナー研修、社内マナー講師養成研修、電話応対研修、クレーム応対研修、仕事も人間関係もうまくいくコミュニケーション研修などを担当しております。

講師になるまでの経歴を教えてください。

新卒で入社したOA機器販売会社では、機器のPR業務を担当していました。その後は国内航空会社に入社し、キャビンアテンダントに転職。そのなかでOJTインストラクターやチームコーディネーター、チーフパーサーを経験し、現場だけでなく採用活動や空港PR要員としても活動していました。

なぜ、企業研修の講師になろうと考えたのでしょうか?

そもそものキッカケとしては、プレゼンなど大勢の人の前に立って話すことに苦手意識があり、それを何とかして克服したいという思いがあったからです。また、キャビンアテンダントという職業柄いわゆるマナーについては人並み以上に熟知しているつもりでしたが、だんだんマナーの形だけを知っていても意味がないのでは、ということに気がつきました。そこで現場の状況に則した“心からのマナー”とは何なのかを伝えたいと思い、講師の仕事に就くことを選びました。

講師の仕事にチャレンジするにあたり、苦労したことは何ですか?

初めはたった1時間の研修を行う準備をするのに50時間ほど費やしており、単純に苦しかったですね(笑)。さらに何度もリハーサルを重ねないと、当日が心配で仕方ありませんでした。

どんなところに講師の「やりがい」を感じますか?

研修が進んでいくなかで、徐々に受講生の表情が変わっていく様子を体感できることでしょうか。最初は不安そうに沈んだ表情を浮かべている受講生も、研修を通して前向きな表情に変わっていくのを見ると、こちらもモチベーションにつながります。また、クライアントから良い変化があったという報告を受けたときも本当に嬉しいですね。

講師に必要な資質は何だと考えますか?

まずは、とにかく受講生の視点を持ち続けることですね。実際に現場で使える研修を提供するためにはどうするべきかを徹底的に考え、アウトプットする能力は欠かせません。また、その過程で自分に不足していると思うことは勉強し、ブラッシュアップし続けることも大切です。時には、受講生に嫌われる覚悟で現実を伝えなければならないこともあります。でも、それを伝えることで受講生の成長につながる道が開けるのなら、臆することなく勇気を持って伝えてほしいと思います。

これから講師を目指す人へメッセージをお願いします。

講師は人の成長を手助けする仕事だからこそ、一言一句、責任を持って伝えられるように、自己研鑽を絶やさず、常に前進し続けなくてはなりません。もちろん苦しい時もありますが、それでも自分自身のモチベーションが絶えることなくやれているのは、この仕事にしかない“人を育てる楽しさ”があるからだと思います。講師としての一歩を踏み出そうか迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください!