PlusOne研修で活躍中の講師に迫る!|鶴田奈緒美講師
現在、どんな研修を担当していますか?
ネットワーク基礎、CCNA試験対策講座、Windows Server構築・試験対策講座です。その他、Linux基礎講座、LPI試験対策講座、Microsoft Officeの基礎講座、MOS試験対策講座なども担当しています。
講師になるまでの経歴を教えてください。
もともと税関に関わる事務職として働いていましたが、兼任でGP6000サーバーの運用やメンテナンス、サーバーのマニュアル作成なども経験していました。その経験を通じてITのおもしろさ、奥深さに触れることになり、もっと専門的に知識を磨きたいと考えるようになりました。それから自費でITスクールに通い始めたのですが、たまたまそのスクールの社長にお声掛けいただき、講師として採用してもらったのが始まりです。講師としてキャリアを積みながら、事業所内の新人教育担当にも抜擢されたことで、人に教えることの楽しさと難しさの両面を常に学んできたように思います。
なぜ、企業研修の講師になろうと考えたのでしょうか?
これからのIT業界を担っていく受講生たちに対してITのおもしろさを伝えたり、試験に合格して自信をつけてもらえるようにサポートできたりすることに魅力を感じたからです。
講師の仕事では、どんなところに苦労していますか?
インフラ全般に関して言えば、常に知識のアップデートが必要なところでしょうか。OSやアプリケーションのバージョンが更新されれば、当然、互換性や操作方法に影響する可能性がありますので、自分なりに研究を重ねることが重要です。その他、IT専門資格の試験対策に関しても、試験の傾向は変化していくものですので、アンテナを張って最新の知識を取り入れることが求められます。そういった情報収集は日頃の地道な積み重ねが大切です。
どんなところに講師の「やりがい」を感じますか?
やはり、「できなかったことができるようになる」というプロセスを手助けできることですね。試験対策講座で受講生の合格率が高まると嬉しいですし、受講生から「わかりやすかった」「受講してよかった」といった声が聞けるとモチベーションにつながります。
講師に必要な資質は何だと考えますか?
何よりもまずは面倒がらずに、とことん受講生に向き合う姿勢があるかどうかでしょう。人に教えるという仕事は、想像以上に根気が必要なものです(笑)。そのために向上心を持ち続けることと、伝えるためのコミュニケーション能力を磨くことが講師には不可欠だと思います。
また、講師というと「その領域に特化した人」というイメージがあるかもしれませんが、より広い視野を持つことも重要です。専門性に長けていることは大前提で、オールマイティに対応できる人は講師の仕事の幅をいくらでも広げられるでしょうね。
これから講師を目指す人へメッセージをお願いします。
繰り返しになりますが、ITは本当に奥深い分野です。面白さの裏側には、難しさや恐ろしさもある。そんなITの魅力すべてを、自分の経験に基づいて次世代を担う方々に伝えてあげてください。また、一つの分野に固執する必要はありません。自信がない方はまずサブ講師から始めて、ゆくゆくはメイン講師を目指してみるのはいかがでしょうか?