PlusOne研修で活躍中の講師に迫る!|齊藤有子講師
現在、どんな研修を担当していますか?
ネットワーク研修、Javaプログラミング研修、Microsoft Office研修を担当しています。
講師になるまでの経歴を教えてください。
大学卒業後、IBMの特約店に入社し、コンピュータ部門のショールームに配属されました。そこでユーザー向けのOA研修とヘルプデスクを担当した経験をもとに、退職後フリーの講師としての活動を始めました。現在に至るまで、20年以上登壇を続けています。
なぜ、企業研修の講師になろうと考えたのでしょうか?
実はもともと「人に伝えること」を仕事にするのが夢で、アナウンスやナレーションの勉強をしていました。講師の仕事も、受講者にわかりやすく伝えるという意味では同じですよね。思いがけないところで私が目指していた夢に一致したので、チャレンジしてみました。
講師の仕事では、どんなところに苦労しましたか?
いつも新しい分野の研修を担当する際には少なからず苦労します。別の講師の研修を受講して勉強したり、サブ講師として経験を積んだりしてきた結果、徐々に担当できる分野が広がってきました。今後も、自分の可能性を信じて積極的に広げていきたいと思います。
どんなところに講師の「やりがい」を感じますか?
研修後、受講生の方から「受講して良かったです!」や「仕事に役立つ知識が得られました」などと声をかけていただくことがあります。また、アンケートでも同様の感想を書いていただけることもあります。そんな時は、皆さんのお役に立てたことが嬉しく、講師の仕事のやりがいを感じます。最初まったくITの知識がない受講生が、最終的に専門資格の試験に合格したという報告を受けた時は、厳しく指導してきたことや本人の努力を思い返して、思わず感動して涙が出ましたね。
講師に必要な資質は何だと考えますか?
「相手の立場になってわかりやすく伝える技術」、そして「情熱」が大切だと思います。企業研修の受講者は毎回異なります。それぞれの習熟度や背景もまったく異なるので、いつも画一的な研修をしていては意味がありません。受講生に合わせて臨機応変に対応できるかどうかが、プロの講師の試金石だと思います。また、熱意を持って伝える姿勢も重要ですね。講師の熱意は受講生のモチベーションにもつながりますから。講師には情熱的な性格の方が向いているのではないでしょうか。
これから講師を目指す人へメッセージをお願いします。
企業研修の主役は、あくまで受講生の皆さんです。講師として受講生の前に立っていると、そのことを忘れて自らが主役のように振る舞ってしまう方もいます。しかし、それでは受講生のためになりません。受講生の理解や気づきのキッカケとなれるように、熱意と謙虚さを決して忘れないでください!