アサーティブコミュニケーション研修を検討中の企業様へ

コラム

第53回

こんにちは。企業研修の講師派遣・講師育成を行っている、エス・エー・エス株式会社です。当社がご提供するPlusOne研修の「アサーティブコミュニケーション研修」について、実施のねらいやポイントをご紹介します。

アサーティブコミュニケーション研修の実施のねらい

ビジネスの世界では、いかなる場面でもスムーズに業務を遂行することがもっとも優先されるべきです。しかし仕事上の人間関係において、高圧的な言動で相手を不用意に傷つけたり、逆に相手に遠慮するあまり自分の考えを一切伝えられなかったりすると、重要な業務に支障をきたしてしまいます。そこで近年、重要視されているのが「アサーティブコミュニケーション」です。アサーティブコミュニケーションとは、自分の意見を相手に伝えたいときに感情的にならず、誠実かつ対等に伝えるコミュニケーションの手法のことを言います。

もともと日本では“本音”と“建て前”を使い分けることが美徳とされてきました。これは相手に対する思いやりの現れでもありますが、同時に「相手が本当はどう思っているのか伝わりにくい」という難点も持ち合わせています。アサーティブコミュニケーションは相手を尊重する気持ちをきちんと表現したうえで、自分の主張を率直に伝えることができます。業務上のやりとりをより建設的で効率的なものへと変化させるために適切な表現方法を習得することが、アサーティブコミュニケーション研修の目的です。

アサーティブコミュニケーション研修のポイント

◆「ちょっと言いにくいな……」と思うことを誤解なく相手に伝える
上司とは異なる意見を提言したり、部下に注意を促したり、取引先の要求をお断りしたりと、言いづらいことを正直に伝えなければならない場面は何かと多いでしょう。このような場面では、伝え方を誤ってしまったばかりにハラスメントやメンタルヘルスといった大きな問題に発展することもありえます。

相手に誤解を与えず、良好な人間関係を維持するためにはアサーティブコミュニケーションが有効です。また社内外のコミュニケーションが円滑になることで、業務における生産性向上も期待できます。