私が実施しているPlusOne研修における新入社員研修
PlusOne研修では、受講生を第一に考え、指導をしています。カリキュラムに沿った知識の詰込みだけではなく、ひとりひとりの個性を把握し、技術的な面だけではなく社会人としての在り方含め指導しており、これは他社にはない特長です。
他社の研修とPlusOne研修の違いは、講師の関わり方、講師の力が研修の内容を変えるという部分です。他社の研修では研修への考え方、カリキュラムの芯は予め確立されていますが、PlusOne研修では、講師とカリキュラムが一体となっています。
以前、私が務めていた研修ではパッケージが決まっていて、誰がサブ講師をしても一定の品質が保たれていました。言い換えれば誰でもできる。自分じゃなくてもいいと感じる事もありました。PlusOne研修は、それぞれの講師の力を以って、受講生の為によりよい研修にするという考え方で成り立っています。
その一環として、PlusOne研修では理解度やスキルの向上のためにグループ制作や計算機アプリ制作を行っています。グループ制作では、チーム開発のエッセンスを学び、実務へ入るための練習になっています。計算機アプリでは、Webアプリの基礎的な流れより理解し、アルゴリズムの強化、テスト技法の習得に役立つものです。これらの実習は社会人として現場に出た時の対応能力として必要なものとして考えられたカリキュラムです。
講師の立場で心がけていることは、受講生に説明の内容が伝わっているか確認しながら話すことです。
受講生によって持っている知識量が違いますし、得意・不得意もありますので、相手の理解度を確認しながら説明を行い、余裕がありそうな受講生には、次のステップにつながる内容を付け加えるようにし、受講生の成長を促すようにしています。
受講生に教えることで、自身の勉強になることもたくさんあります。私もPlusOne研修の講師になり、受講生に対して、「こう説明したほうがいいかな?」と考え、フォローする意識が芽生えました。
受講生からの質問の対応においても、最初は受講生も手探りなので質問も少ないですが、慣れてくると1日20~30件の質問がLINEWORKSに投稿されるようになります。それにひとつずつ回答しながら、過去の質問を見返すと、自身の振り返りにもなります。また、「これじゃ伝わらなかったんだ」と再確認でき、自身の勉強・成長にもなっています。
私は講師の力とは、経験や技術だけではなく、意欲や意識という部分も大きな要素であると考えていまして、経験以上の意欲があればPlusOne研修では役割を担う事もできます。
PlusOne研修の受講生と講師の距離感は、自身の講師としての成長、立ち位置に関係していて、受講生のことを親身に考えるようになれば、人を注意深く見ることができるようなり、徐々に受講生の理解度などを考えて説明を行なえるようになる。
どのように話せば上手く伝わるか?理解してもらえるか?と考え、試行錯誤を繰り返すようになり、その経験が自らの成長にも繋がりました。
今では、プログラマーとしてお客様のご要望をお聞きしたり、技術的な説明をする際にもそういった経験を活かせる場面があったりします。
PlusOne研修で講師を担当すると、自然とマインドチェンジし、自身が考えてもいなかった部分での成長に気付く事もあります。
大下 久夫