私が実施しているPlusOne研修における新入社員研修
PlusOne研修は、新人の明確なビジョンをクライアント企業と共有していることが特色であり、競合他社の侵入社員研修との違いだと感じています。入社後の研修で単に技術だけを身につけるのではなく、どんな社会人になるべきなのか、また実際に行う業務への幅広い考え方や上司や先輩との接し方、問題解決の方法などたくさんのことを3ヶ月の研修で学べるのは大きなポイントです。
私自身、今まで競合他社の新入社員研修で、カリキュラムを作成することもありました。その場合、主に考えていたのは受講生がどんな技術を身に付けるかと言うことがメインでした。しかしPlusOne研修では、社会人として、また各企業で働く新入社員として何が求められているかをしっかりと考えて指導するという点に大きな違いがあります。技術を教えるだけではなく、社会人として必要な日頃のマナーや、言葉遣いなど細かな点まで指導するように意識が変わりました。それによって受講生の態度や行動が変わっていくのを見るのは講師としての醍醐味のひとつです。
そして、受講生には自分で考える力をつけてほしいと考えています。
自分の力で考える力は社会人になってから必要なので、問題解決のトレーニングでは考えるヒントを与えて、その時その時の単なる答えではなく、その後似たような問題に直面した時にも自分で解決できる力を身につけてほしいからです。
研修後、講師がいなくなっても大丈夫と思えるようになってほしいです。
受講生の理解度の確認については、考え方や分かった事を文字にすることで効果的に指導を進めることができます。
コロナ禍のため、研修はzoomを用いたリモート研修となっています。画面共有ができるので、受講生の作業がどこで止まっているのか把握できるようにしています。また講師が説明したあとに、受講生が記述したソースコードを本人に口頭で説明してもらい、自分が分かったつもりなのか、人に説明できるほど理解しているのか確認しています。そして質問、回答についてはほぼ口頭ではおこなわずLINE WORKSを用いて行なっています。考えを文字にすることで、受講生が、何がわかっていないのかを把握し、習熟度のレベルをあげることができます。こうしてしっかりと理解するまでの第一歩を踏み出せます。
PlusOne研修は、クライアント企業様にとって、受講生が仕事の対価を得られる力を持ち、現場に送り出せる状態にまで成長させることが目指す姿と考えているので、技術研修ではカリキュラムに沿って単なる技術を伝えるだけではなく、自分で考える力、思考の部分を鍛え、社会人としての人間形成の面でもお客様と接する際のマナーなども身に付けることができますので、稼働することになる現場で相手のニーズに応え、それ以上の成果を目指せるような人材育成を行っています。
講師として受講生ひとりひとりに向き合う姿勢もPlusOne研修の特徴の一つです。メイン講師とサブ講師の間でも密に連携をとりますが、クライアント企業様とPlusOne研修の事務局も、常に受講生の状態が共有されています。受講コンサルティングを実施することで、受講生の学習状況、習熟度、新入社員研修における課題、将来への不安などを把握し、講師と共有するだけでなく、クライアント企業様に連携し、クライアント企業様が受講生に求める成果、コミュニケーションスキル、ストレス耐性など、三者間での乖離が出ないように調整を行います。
あと、講師は、毎月、受講生ひとりひとりのヒューマンスキル、技術スキルを講師評価レポートとして作成し評価していますので、受講生の状況を把握しなければなりません。自ずと受講生の理解度を知るために受講生個々を観察し、相手をよく見れるようになったこと、受講生それぞれの「限界」をもっと引き上げたいと思うようになった点は私自身も成長できた点だと思います。
PlusOne研修は、受講生の目標とする姿はクライアント企業様の求める姿と考えています。受講生が感じる成長や喜びがクライアント企業様の求めることとなり、講師は双方の満足度を高めていく事が大きな役割と考えております。
藤田 浩明