研修名 | リーダー育成(リーダースタンス基礎)研修 (3日目 / 全3回) |
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講師 |
沖 みちる |
実施日 | 2018年7月14日(土) 9:30~17:30(昼食休憩1時間) |
実施会場 | クライアント企業様 会議室 |
受講者 | 初任管理者 12名 |
研修内容 | 【リーダー育成(リーダースタンス基礎)研修概要】 この研修はソフトウェア開発企業 初任管理者様を対象に、「リーダースタンスとは何か」を理解し、「若手リーダーの役割」を認識し、職場で実践するために必要な基礎知識とスキルを、講義とロールプレイングで知識とスキルを定着させることを目的にした全3日間の研修の3日目の研修になります。 【研修カリキュラム】 ・メンタルヘルスの定義 ・ストレスとは? ・職場におけるストレス要因 ・ストレス反応と主な心の病 ・うつ病とは? ・うつ病の主な症状 ・うつ病になりやすい傾向性格 ・うつ病の早期発見ポイント ・セルフケア ・教える側の最重要ポイント ・教える(teach)について ・教える(知識と技術) ・教える(原則) ・教える(技術を教える) ・組織で「人を育てる」とは ・理解を確認する(質問対応) ・実施させる(報連相・質確) ・気づかせる(feedback)について ・気づかせる(feedback)に関する経験と考察 ・受け入れにくいfeedback ・気づかせる(feedback)のプロセス ・ワーク【気づかせる(feedback)】 ・より効果的なフィードバックのための注意点 |
講師からのコメント
【全体所感】
社外講師による研修は受講経験がないとお伺いしておりましたが、場に対するご抵抗感は少なく、多くの方がオープンマインドで真摯にお取り組みくださいました。
特に他者理解や、メンバー育成に対する意識は同業他社さまと比較しても相対的に高い方が多く、ご自身に求められていることや、立場に対する自覚が感じられる方が多いです。
全3回を通して、上記のいずれの傾向も強化されてきたように感じており、継続的な教育を実施されることで、マインドやスキルの強化をなさることをお勧めいたします。
【強み】
・厳しい現場環境はあると思われるものの、同業他社と比較して、マインド面に強みを感じます。明るく前向きなスタンスで、コミュニケーションができる方が多いです
・相互関係がしっかりと醸成されており、年次・キャリアに関わらずご自身の考えや思いを言語化することができています
・リーダーシップを発揮できる方が複数います。またスタイルの異なるリーダーシップであるために、パワーバランスが良いチームを形成できています。これは各メンバーの「所属感」の醸成に影響を与えているのではないでしょうか
【課題】
受講者における課題としては、全体としては特筆して大きなものはなく、下記に記載した課題は、受講者に起因する課題ではなく、その背景にある組織課題であると考えております。
・キャリアにより、マインドの違いを感じます。年次の若い方ほど個性が強くリーダーマインドを持っており、年次の上の方ほど控え目で、敢えて厳しい言い方をすると事なかれ主義的なところがあります
・年次の上の方は、若手と管理職の間で橋渡しをする立場になることも多いと思いますが、研修で見えた取り組み姿勢で想定する限り、おそらく若手と管理職は、様々な面での分断が大きいのではないでしょうか。その分断の大きさが中堅社員の方々のマインドに影響を与えていると拝察します
・本プログラムにおけるリーダーシップは、他者との関わりや組織貢献をメインで扱っておりますが、同時並行して「自己の確立」についての学習の場があることが望ましいでしょう
・一部の方ではあると思いますが、管理職の方々のコミュニケーションが非常に古いスタイルであったり、個人主義的なものを感じます。日常的に関わる人たちが限らえる環境だけに、必要以上に影響を受けない対策も必要です。組織・チームへのマインドや行動と同時に、自己成長や価値課の異なる相手との建設的な付き合い方を学習する必要を感じます
受講者の声
■受講生アンケート(12名の平均点 / 5点満点)
・今回の研修の満足度はどのぐらいでしょうか? 【4.67】
・研修の流れ・組立は満足いく内容でしたでしょうか? 【4.58】
・研修で学んだことは明日から実践できる 【4.00】
・講師の解説 【4.67】
・講師の話すスピード・大きさ 【5. 00】
・講師の話す声の大きさ 【4.92】
・研修テキストの内容 【4.50】
・研修テキストのボリューム 【4.17】
■コメント
・メンタルダウンしによう、生活面でのケアに気をつけたい。
・「わかりづらい教え方」を思い出したとき、自分人にわかりづらく教えていた、と気づいた。相手側の気持ちになって、取り組もう、教えようと思った。
・リーダーシップ研修、3回を通して、他社を指導する実践方法のみでなく、自己理解やセルフマネジメントについても学ぶことが出来た点が良いきっかけになったと思います。
・実際に、自分の現場に、新人がいるので、その人に対して、今日教わったことを実践してみたいと思います。相手に理解していただくための教え方などを今後に活かして行くつもりです。
・メンタルヘルスを自ら管理する手法について、大変参考になりました。瞑想やストレッチは日常的に活用し、よりパフォーマンスを発揮できるよう、心がけたい。
・自分が教えられた時、教えられた説明を参考に、自分ならどう教えべきかをイメージしていきたいと思います。
・教え方のプロセスを具体的に理解できました。
・分かっているつもりで分かっていなかった事、知っているつもりで実践できていなかったこと。この3回の研修で、たくさんの気づきを得ることが出来ました。難しい内容ではなかったと思いますが、意識していなければ、少なくとも現段階では、難しいと認識しています。今後、テキストを読み返して、都度、反省しながら精進したいと思います。本当に、ありがとうございました。
・特に印象に残っているのは、「教え方」。後輩を持つ世代にもなったので、いちばん気になった内容でした。具体的には、「知識」の教え方と「技術」の教え方を各ステップごとに、解説して頂いたのが、わかりやすく、実践してみようと思いました。
・今後、トレーナーとして、行動することが多くなると思いますが、トレーニーに合わせて対応を考えないと、トレーニーの成長に、大きな影響を与えてしまう可能性があると、強く感じました。
・講義とグループワークのバランスがとても良く、全く退屈しない手応えのある研修でした。業務で行う上で、こちらの悩みや不明点などの相談にも乗っていただき、ありがとうございました。講師の人柄もあり、とても楽しくやりがいのある3回の研修でした。
・業務に限らず、活用の途のある内容だったと感じた。RASを立てていきたい。ありがとうございました。
・自分が直面している悩み事などに、クリティカルな研修で、非常にためになった。ありがとうございます。
・意識していなかったが、自分がストレスに疎いためか、「心の病」というものに理解がなかったです。そのため、自分の行動で、誰かが病気になったりする可能性もあると気づきました。もっと、病気の意識もつけたいと思いました。